日々の雑文

アラフォー独身OLが生き方に惑ってるブログです。

結局仕事が好きな人のただの日記

私の仕事は、忙しさのピークがだいたい2〜3ヶ月間続き、この間に依頼される無期限の仕事は、本当に2〜3ヶ月待ちとなってしまう。「売れっ子作家さんですか?」と依頼主さえ揶揄してくるけど、待ち時間については事実だから仕方ない。しかし、1週間以内に上げてくれと言われれば強引にねじ込まざるを得ない。そういうねじ込まれ案件がたくさんあるから、無期限案件はどんどん後ろ倒しとなるというカラクリである。

 

だからって常にひっきりなしに仕事があるわけでもなく、暇になった現在は閑古鳥が鳴いている。フリーランスだったら大ピンチである。会社員で良かったと心底思う。依頼されればソッコーで着手できるから、すぐできる。とってもお買い得。だけど、「じゃ、いっちょ買いだめ(作りだめ)しとくかな」という種類のものでもないのだが。

 

そんなわけで本日は、無期限自主プレ案件にようやく手をつけられ、解放された。この件は昨年の11月に自社の営業マンから持ちかけられたものである。人は「できる時にやってくれればいいよ」と笑顔を見せながらも、本気でいつでもいいとは思っていない。3週間くらい経過した時点でイライラを大胆にも露わにしてくる。「ねぇ、一体いつになったらできるの?」と問い詰める。お客様が待っているからと100人中一人いるかいないかの意見を誇張して罪悪感を植え付けてくるタイプ、こんなに待たせるなんて社会人としてどうかしてるぜと常識という伝家の宝刀を振りかざしてくるタイプと、怒り表現は様々である。その怒りを横目で背中で受け止めながら、ごめんよ〜 私には今すべき戦いが目の前にゴロゴロあるのだよ〜 許して〜と、内心ずっと苦しく思っていた。無言のプレッシャーは私の創作意欲を削ぐ。負のスパイラルが始まってしまう。

 

しかし、どれだけ営業担当が怒りに打ち震えたところで売り上がる見込みが低い無期限自主プレ案件である以上、睡眠時間を削り身体に鞭打ってまで私が身を粉にする必要はない。余計にその案件から私の気分が遠のく。こんな時は「つらいよね、ごめんね。キミしか頼める人いないんだ」という同調泣き落としタイプの方がよっぽどやり手の営業マンと言える。さらには、「頼む〜。ふなきぃ〜」と、いつかのスキージャンプみたいに言ってくれると、そのひたむきさに日本中いや全私がほだされなくもない。しかし、この言ったか言わないか定かではない原田選手の名台詞は、現在35歳以上じゃないと通じないんじゃないかと思う。

 

そんなこんなでようやくできた無期限自主プレ企画。なかなか良い出来。これは是非とも実現させたい。営業担当もこれまでの長く静かな怒りを忘れて盛り上がってくれたと信じたい。メガネの奥の小さな瞳は笑っていなかったかもしれないが。

詳細は言えない。久々に自由な提案企画を作り、仕事の楽しさを味わった喜びで書いてしまった、なんとも中身も毒もないブログだ。

実現した暁にはこのブログでも紹介したい。これを作るとしたら恐らく半年くらいかかる気がする。その頃、そんなブログになってるんだろうか。その前に、会社に所属したままなのだろうか。明日が見えない。

 

受注してくれ〜 ふなきぃぃ